オーストラリアに分布している固有種。ノーザンテリトリー州南東部からサウスオーストラリア州東部、クインズランド州南西部、ニューサウスウェールズ州西部など、オーストラリア中央部に広く分布している。 森林や草原、乾燥林や岩のある砂漠地帯など、さまざまな環境に適応している。
森林から砂漠にかけての、様々な環境に生息する。半樹上棲。昼行性。危険を感じると口を開け、喉の皮膚を広げて威嚇する。 主に昆虫を食べるが植物質なども食べる。 繁殖様式は卵生。11 - 26個の卵を産む。卵は26 ℃の環境下で、86 - 96日で孵化した例がある。
最大全長49センチメートル。最大頭胴長23センチメートル。最大尾長26センチメートル。体形は太い。後頭部の棘状鱗は、横一列に並ぶ。体側面の刺状鱗は規則的で、ほぼ1列に並ぶ。尾の鱗は、比較的均一。 口内の色彩は、ピンク色の個体が多い。
平均して7年です。長生きすれば10年ほど生きることができます。
性格は怖そうな見た目とは正反対で、爬虫類の中でもかなり温和です。
縄張り意識が強く、時おり自分のテリトリーを主張するために、頭を上下に振る「ボビング」という行動をとります。またお互いの様子を観察しあうなど、社会性を感じさせる行動をとることもあり。
興奮すると口を開けて威嚇し 喉を真っ黒に発色させて膨らませている姿がアゴヒゲに見えることから、「フトアゴヒゲトカゲ」と名付けられた。